吃音の私

自分を振り返る意味でも、吃音について書きたいと思います。

私の幼少時は、吃音と言う言葉すらなかったような時代でした。

最近で言うと、朝ドラの「エール」という番組で吃音症の作曲家について描かれていました。

 

私の場合は幼い頃からでした。連発でどもるというよりは、難発で出にくい言葉がいくつもあり、なかなか言葉がでなくて、苦しみます。

 

小、中学校では、国語の授業などの音読、丸読みなどが辛かったです。何日も前から練習に練習を重ねますが、きちんと読めたためしがありません。

ただ読めばいいのにと言われましたが、それが私には出来ない。

家で1人で読む時は読めるのに、と何度も涙を流しました。

友達が違う事で楽しめてる時間を、私は、暗記する位に練習しても全てが無駄になってしまう。

当時は、今のようにネットで検索なんてことは存在してなかったから、とにかく自分だけがなんで普通に話せないかと悩み、苦しみました。

何度も学校に行きたくないと思いましたが、できない自分が悪くて、逃げることはいけないことと思っていたような気がします。

情報がなかった時代どうする事もできなかったです。ただ、こんな私でも、吃音の事を気にしないで、仲良くしてくれる友達がいました。

その子達といるときは、心から笑えてまた明日も行ってみようという気持ちになりました。きっと友達がいなかったら学校に通う事はできなかったと思います。

 

昔を色々思い出して、涙きながら書いてしまいました。次回に続きます・・・